「物語 西方軍記・西方三代記」は、江戸時代に書かれたお話の口語訳です。楽しめる!

西方城の城主で現在の栃木市西方町のエリアを治めていた西方氏について、記録の上で分かっていることは西方町史などに詳しく掲載されていますが、いわゆる「生身」の西方氏について書かれた古文書は発見されていません。

ただ、小説(フィクション)ではありますが、江戸時代より西方・鹿沼などの上都賀地方に伝えられて写本として残っている、西方氏を主人公とする軍記ものがあります。「西方軍記」「西方三代記」の2つです。

これらを、小松義邦氏が、口語訳した上で、説明を入れ、読みやすく楽しめるものとしてまとめたものが、「物語 西方軍記・西方三代記」です。2020年(令和2年)に発行されました。

西方軍記は全何巻あったかは不明で、現存しているのが三巻だけ。西方三代記は現存するのが「乾の巻」だけで、昔は全二巻の場合「乾・坤」と呼ぶことが多かったそうです。

下の画像のように、現代の私たちが楽しめる物語になっています。

西方軍記の冒頭には、「おそらく幻の1巻や2巻でなされていたであろう戦国時代の説明」が、小松義邦氏により追記されています。また、「ことばあれこれ」「城跡探索(西方城、大宮城、榎本城)」など、当時がよくわかる内容も掲載されています。

2020年12月(令和02年)
A5版・131P
口語訳・執筆/小松義邦
発 行/西方南部地区コミュニティ推進協議会

こちらの冊子は、栃木市の各図書館でご覧いただくことができます。
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小松義邦氏 略歴
栃木市西方町の郷土史家。
研究対象/真名子の八百比丘尼伝説、皆川広照・皆川氏、西方町の歴史・西方氏ほか
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栃木市編入前の西方町にて、町教育員会からの委嘱で1998年(H10年)に西方町郷土史研究会を発足し、史料集めや古文書解読に励む。2011年(H23年)発行の「西方町史」編さん時には一部の執筆を担当し、その後の町発行の「西方町の民俗」の編集も担当するなど、行政から信頼を寄せられる。研究成果を地元に残そうと、私家版として多数の冊子を発行し、地域の図書館への寄贈や、一部の書籍は地元小中学校の生徒に無償での配布なども実施。栃木市皆川町の「皆川地区街づくり協議会 歴史文化部会」からの委託を受けて「皆川広照伝」を復刻。郷土史を研究し、冊子を発行し続けている。

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