誰もが気楽に楽しめます
2022年(令和4年)6月に小松義邦氏によって発行されたのが、「現代語訳 別本 皆川正中録」です。皆川正中録の全六巻にわたる初の現代語訳で、誰もが気楽に楽しめる、画期的な現代語訳となっています。(以前の書名「口語 別本 皆川正中録」を2025.12の5刷で「現代語訳」と改訂しました)
★2025/6/23 多くのご要望を受けまして、再販となりました。
詳しくは→ 「現代語訳 別本 皆川正中録」再販のおしらせ

皆川正中録とは
17世紀から18世紀初期頃に書かれたとされる「皆川正中録」は、皆川城の最後の城主であり栃木城を築いた「皆川広照」を筆頭とする皆川氏の軍記ものです。皆川氏は地元にとって歴史上の大切な存在でありながら、治世や戦歴の資料が少ないため、「皆川正中録」は、虚構の軍記ものながら、多くの人たちに親しまれ、筆写して家に残すほど地元では歓迎されてきました。
現代人には読むのは難しいものでした
ですが、これまでに発行されたものは、江戸時代の写本にあった原文と、昭和に発行されたフリガナなしの読み下し文のみのため、常用漢字と現代かなづかいで育った私たちには、読むには難易度の高いものとなっていました。
小松氏がご自身用の資料として作成した「石裂山考(おざくさんこう)」にも、「この物語(皆川正中録)の全体を読んだことがあるという人は意外に少なく、『図書館で見つけて喜んだまでは良かったが、漢字が多くあって、しかもフリガナがないので途中までしか読めなかった』とか『古書店で見つけて買ってきたが、結局は読み通せないままになっている』という声を聞く」と記されています。
1980年に西方町でも写本が発見されました
実は1980年(昭和55年)に当時の西方町本郷の中田益雄家から二千余点の古文書が県文書館へ寄託され、その中に全六巻の皆川正中録の写本があることがわかり、西方町郷土史研究会の荒川哲男氏が解読を行い、そこから小松義邦氏が読み下し文と現代語訳文を作成して、冊子として残したことがあったそうです。
2022年、小松義邦氏がこの現代語訳冊子を発行
2022年、「皆川広照伝」を復刻し、皆川正中録の巻五から翻案された「炎の城 ―西方城物語―」を復刻した流れを受けて、改めて、現代語訳を一冊の本として作成することを思い立ったとのことです。
この本は、西方町の写真家・古澤悦夫氏(元西方町長)が撮影した、城址やゆかりあるお寺などのカラー写真20枚が巻頭を飾り、訳者・小松義邦氏による解説・補足説明が随所に挿入されていて、300年前に書かれた「皆川正中録」を現代の私たちが気軽に楽しむことができる一冊となっています。
下野新聞 掲載記事

刊行情報
2022年5月(令和04年)
A5版・192P
中田益雄家文書
解 読/荒川哲男
現代語訳/小松義邦
発 行/西方南部地区コミュニティ推進協議会
こちらは、栃木市の各図書館でもご覧いただくことができます。
2025年7月再販版情報
2025年7月再販版は
発行/小松義邦
価格/1300円 ※郵送の場合はプラス送料210円。
詳しくは→ 「現代語訳 別本 皆川正中録」再販のおしらせ
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コラムで詳細を紹介
2025.7.2 コラムをアップしました。コラム/江戸時代に書かれた戦記物「皆川正中録」(主人公・皆川広照)の「唯一の現代語訳訳」の価値をご紹介します
◆皆川広照、再起への道~幸嶋若狭大坂物語を読む~ 800円
◆皆川家臣帳(改訂版として2025.9再販) 600円
◆口語 皆川歴代記(改訂版として2025.8再販) 800円
◆現代語訳 別本 皆川正中録(2025.7再販) 1300円
◆復刻版 皆川広照伝 (残部僅少) 700円 ※皆川街づくり協議会発行冊子の取次販売
※郵送の場合、1冊につき送料210円です。
ご購入申し込み・お問い合わせはこちら
栃木市西方町の郷土史家。
研究対象/真名子の八百比丘尼伝説、皆川広照・皆川氏、西方町の歴史・西方氏ほか
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栃木市編入前の西方町にて、町教育員会からの委嘱で1998年(H10年)に西方町郷土史研究会を発足し、史料集めや古文書解読に励む。2011年(H23年)発行の「西方町史」編さん時には一部の執筆を担当し、その後の町発行の「西方町の民俗」の編集も担当するなど、行政から信頼を寄せられる。研究成果を地元に残そうと、私家版として多数の冊子を発行し、地域の図書館への寄贈や、一部の書籍は地元小中学校の生徒に無償での配布なども実施。栃木市皆川町の「皆川地区街づくり協議会 歴史文化部会」からの委託を受けて「皆川広照伝」を復刻。郷土史を研究し、冊子を発行し続けている。


























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