多くのご要望をいただいていた「口語 別本 皆川正中録」が再販となりました。唯一の口語訳冊子です。詳しくはコチラ→ 「口語 別本 皆川正中録」再販のおしらせ
「皆川広照伝」読みやすくなって復刻
1958年(昭和33年)に発行された、近藤兼利 著の「皆川広照伝」が、2021年(令和3年)、読みやすくなって復刻されました。
発行は「皆川地区街づくり協議会 歴史文化部会」で、復刻者は小松義邦氏。冒頭に、大川秀子栃木市長からの祝辞が掲載されています。

皆川広照とは
皆川城の最後の城主で栃木城を築城した皆川広照は、栃木市の皆川エリアでは有名な歴史上の人物で、江戸時代に書かれた軍記もの「皆川正中録」の主人公のひとりです。
幻の書だった「皆川広照伝」
ですが、復刻者の小松義邦氏のあとがきによれば、「現在では、皆川氏、特に皆川広照についての書籍としては『下野戦国史~皆川広照の生涯』(大森隆司著)しか目に止まりません。この書の前書きで大森氏が『皆川広照についての最も信頼性の高い歴史研究書』と評しておられる近藤兼利著『皆川広照伝』も、昭和33年発行のもので現在では幻の書になっています。図書館で読めたとしても経年で紙の変色が激しく、活字も小さいので、非常に読みづらい誌面になっているのを残念に思っていました」という状況でした。
復刻への流れ
そんなある日、「皆川地区街づくり協議会 歴史文化部会」会長の麦倉信二氏が、郷土史家の小松義邦氏に、「『皆川広照伝』の発行人の落合氏から生前、この書の再刊を寄託されたのだけれど、方法はないだろうか」と相談したことから、事態が動きます。
父・小松義邦氏から聞いた話によれば、数日後、麦倉氏のもとを訪れて次のような申し出をしたそうです。
持参したのは、1958年(昭和33年)発行の「皆川広照伝」の、文字が小さく紙が劣化している誌面を拡大コピーして読み取って、新たに入力して打ち出した数ページのプリントアウト。「この形ですべてを入力し直して私家版として作成するのでよければ、再刊できます。手作り製本なので、大金はかかりません。よろしければご協力します」と。
麦倉氏は、そのプリントアウトの仕上がりと入力に要した期間の短さにとても驚かれ、ご自身の長年の願いが叶うその提案に、とても喜ばれたそうです。
そして、復刻のご承諾を発行者の落合氏のご家族から得ることができ、この復刻版が生まれました。
読みやすい紙面
とても読みやすい紙面となっていて、消えかけていた幻の本を現代によみがえらせることができ、大きな意味ある復刻となりました。
カラー写真が巻頭に
西方町の写真家・古澤悦夫氏(元西方町長)による、皆川城や皆川氏の菩提寺である金剛寺や皆川城のカラー写真が、巻頭を飾っています
下野新聞 掲載記事
刊行情報
2021年12月(令和03年)
A5版・173P
原著者/近藤兼利
復刻者/小松義邦
編集・発行/皆川地区街づくり協議会 歴史文化部会
こちらの冊子は、栃木市の各図書館でご覧いただくことができます。
――――――
なお、皆川公民館 窓口にて、700円にて販売しています。ご来訪が難しい場合は、下記からご連絡いただければ、代わりに購入して郵送いたします。
――――――
◆皆川広照、再起への道~幸嶋若狭大坂物語を読む~ 800円
◆皆川家臣帳(改訂版として2025.9再販) 600円
◆口語 皆川歴代記(改訂版として2025.8再販) 800円
◆口語 別本 皆川正中録(2025.7再販) 1300円
◆復刻版 皆川広照伝 (残部僅少) 700円 ※皆川街づくり協議会発行冊子の取次販売
※郵送の場合、1冊につき送料210円です。
ご購入申し込み・お問い合わせはこちら
栃木市西方町の郷土史家。
研究対象/真名子の八百比丘尼伝説、皆川広照・皆川氏、西方町の歴史・西方氏ほか
――――――――――
栃木市編入前の西方町にて、町教育員会からの委嘱で1998年(H10年)に西方町郷土史研究会を発足し、史料集めや古文書解読に励む。2011年(H23年)発行の「西方町史」編さん時には一部の執筆を担当し、その後の町発行の「西方町の民俗」の編集も担当するなど、行政から信頼を寄せられる。研究成果を地元に残そうと、私家版として多数の冊子を発行し、地域の図書館への寄贈や、一部の書籍は地元小中学校の生徒に無償での配布なども実施。栃木市皆川町の「皆川地区街づくり協議会 歴史文化部会」からの委託を受けて「皆川広照伝」を復刻。郷土史を研究し、冊子を発行し続けている。



























コメント